当初の目的であるミッドフィルダー陣の強化に成功したリバプールは、状況次第では更なる補強に動く可能性を残しており、サウサンプトンに所属する守備的MFロメオ・ラビアがメインターゲットとして報じられている。
堅実かつ賢い補強を繰り返すリバプールだが、パリ・サンジェルマン退団が噂されるフランス代表FWキリアン・エムバペに対して、1億7000万ポンド(約238億円)という法外なオファーを提示したと、『El Chiringuito TV』においてエドゥ・アギーレ氏(スペイン人ジャーナリスト)が語り、ゴシップが世界中を駆け巡った。
リバプールを応援している人々のみならず、サッカーに詳しい人であれば真っ赤な嘘であると分かるニュース。これまでも全く事実無根にも関わらず、リバプールとフランス代表ストライカーの関係を報じるゴシップ紙が絶えない。
英『The Independent』ミゲル・デラニー記者は今回の話題に触れ、改めてリバプールからのオファーがないことを強調。加えて、プレミアリーグで第一候補と見られるアーセナルも予算を残していないと綴っている。
「状況をよく知る情報筋によれば、金曜日時点でリバプールからのオファーはなく、クラブの補強予算を大幅に上回るっていると主張した。」
「いずれにせよ、キリアン・エムバペがプレミアリーグに移籍するとしたら、アーセナルを第一候補に挙げるだろう。その理由は、ミケル・アルテタ監督率いるチームの発展を気に入っていて、クラブにタイトルをもたらすという挑戦を楽しめるからだ。」
「ただし、彼はアーセナルの予算もはるかに超えていると見られているし、接触がないことを強調したい。レアル・マドリードが今夏に彼を獲得するかどうかは、他のクラブやエムバペ自身による真摯な動きがあるかどうかにかかっている。」
現時点ではPSGと2024年まで契約を結ぶ元モナコFWは、来夏の移籍市場において、フリートランスファーで獲得できる可能性が生じている。しかし、リバプールには彼の給与を補う予算はなく、現在最も高い給与を受け取るエジプト代表FWモハメド・サラーのそれも大幅に超えており、エムバペがアンフィールドでプレーするのは夢物語でしかない…