ジョーダン・ヘンダーソンら中盤の主力組をアップデートするためにも、リバプールは新たなミッドフィルダーを求めている。アレクシス・マック・アリスター獲得を決めた後も精力的に移籍マーケットで動き回っており、ドミニク・ショボスライの獲得にも成功。さらなる補強を狙っている。
原則的にはトップリーグで経験があり、ヨーロッパの舞台でも結果を残してきた即戦力を狙っているものの、その次の世代にも目を向けている。ステファン・バイチェティッチら10代でも印象的なパフォーマンスを見せている中、さらなる若き逸材がアンフィールドにやってくるかもしれない。
スペイン紙『Fichajes』によれば、リバプールはPSGに所属する17歳MFワレン・ザイール=エムリ獲得に向けて全力を傾けるようで、マンチェスター・シティやボルシア・ドルトムントらと争奪戦を繰り広げている。
昨シーズン、わずか16歳151日で “スター軍団” パリ・サンジェルマンのトップチームデビューを飾り、さらにはチャンピオンズリーグでもプレー。リーグ・アンでは26試合に出場しており、スタメンで出場した試合も8回を数え、異次元のポテンシャルを秘めている。
17歳にして、トッププレーヤーたちとやり合い、フィジカル的にも負けない。ボールコントロール、ワンタッチパス、ビジョンを持ち合わせ、激しいプレスを受けても落ち着いて交わすあたりは大物感を感じさせる。
まだまだ発展途上だが、順調に成長さえしていけば、近い未来にフランス代表入りも夢ではない。いますぐレギュラーは難しいが、バイチェティッチやハーヴェリ・エリオットらと切磋琢磨すれば、次世代を担うミッドフィルダー陣が完成する可能性もある。
現時点で関心の度合いは未知数で、あくまで読み物として楽しむくらいがちょうど良い。ただし、フランスの逸材がアンフィールドでプレーしている姿を想像するだけでも面白そうだ…