昨シーズン終了後に、移籍を志願。ブンデスリーガの絶対的な王者、バイエルン・ミュンヘンに移籍したセネガル代表FWサディオ・マネと入れ替わる形で、ベンフィカから加入したウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスは高額な移籍金もあり、大きな期待を寄せられた。
ところが、プレミアリーグ第2節でレッドカード一発退場を食らうと、ゴールキーパーとの1対1を決めきれない場面も目立ち、決定率の低さが批判されてきた。また、裏への抜け出し以外で脅威になれるシーンもあまりなく、足元の技術や周囲との連携も指摘される要素となっている。
昨シーズンは41試合34ゴールを決め、ヨーロッパでも屈指の若手ストライカーとして台頭したが、リバプール1年目はまだ花が開いていない。しかし、現役時代にリバプールで活躍し、イングランド代表でもプレー経験を持つジョン・バーンズ氏は、同選手の来季以降における “覚醒” に太鼓判を押している。
「ヌニェスは、チームの苦戦により波の激しいシーズンとなっている。彼は正しい心構えで加入してきた。献身的で、エネルギー量も高く、ペース、パワー、チームを前進させるという点で、優れた選手のひとりだ。」
「彼はリバプールファンが見たいようなコミットメントを示している。来シーズンは、彼のベストを見ることができるだろう。ダルウィン・ヌニェスは、観衆やチームに刺激を与え、とてもアグレッシブだからだね。我々はストライカーにそういうプレーをさせたいんだよ。」
「ダルウィン・ヌニェスについて心配はないよ。」
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ポルトガル時代にも2シーズン目に大量得点を奪うようになっており、2年目のジンクスならぬ、2年目の覚醒を信じる気持ちも理解できる。
今シーズンもチャンスが少ないわけではなく、最後のタッチの部分が問題になっているだけであり、そこさえ修正できれば、ふたたびゴールマシーンに変貌する可能性は高い。ストライカーとして必要なエゴイストさも持ち合わせており、ゴールに迫る姿は迫力満点だ。
得点に関しては、プレミアリーグで恐ろしいほどゴールを決め続けてきたエジプト代表FWモハメド・サラーがおり、引き続き多くを学べるはずだ。英語力も高めつつ、周りを使うプレーを覚えられれば、リバプールの歴史に残るストライカーになるかもしれない…