2011年にサンダーランドから移籍し、現在のリバプールにおいて最古参のプレーヤーとして、キャプテンとしてチームを引っ張り続けたイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソン。ユルゲン・クロップ監督就任で、一気に開花した才能は、数々のタイトルに導いた。
33歳ながらも同国代表でもプレーし、若手も多い代表チームで高いリーダーシップを発揮。ジェームズ・ミルナーが抜けたクラブにおいて、精神的支柱としての役割以外にも、試合終盤でチームを引き締める役割が期待される中、まさかのサウジアラビア移籍の噂が浮かび上がった。
フランス紙『L’Equipe』によれば、アル・イテファク指揮官に就任したスティーブン・ジェラード監督がリバプールでキャプテンマークを譲った選手獲得に関心を持っており、サウジアラビア行きに向けたヘンダーソンとの交渉が前進しているようだ。
アンフィールドでは通算492試合33ゴール61アシストと脅威的な数字を残しており、得点以外での活躍も忘れてはならない。ジェラードすらも成し遂げられなかったプレミアリーグ制覇も達成し、獲得できるトロフィーのすべてを掲げてきた。
リバプールが2025年まで契約を結ぶキャプテンを手放すわけもなく、中東クラブ移籍はあくまで噂に終わる可能性が高い。ただし、セネガル代表FWサディオ・マネのように、すべてを勝ち取ってしまったが故に、新たな活躍の場を求めるケースもあり得る。
元サンダーランドMFがクロップ監督やオーナー陣に移籍を直訴しない限りは、ジェラードとの再会は確率の低いストーリー。
積極的な補強で各国からスター選手をかき集めるサウジアラビアだが、事前の予想を覆して、リバプールMF獲得を現実のものにすることになるのだろうか…？