アレクシス・マック・アリスターとドミニク・ソボスライをチームに迎え、中盤の再構築をほぼ完了させたリバプールは、さらに守備的ミッドフィルダー獲得にも動く可能性も残す。しかし、補強の最優先はセンターバックに移っており、チェルシーDFレヴィ・コルウィルへの関心を強めている。
ところが、不穏なニュースが世界中を駆け巡った。スティーブン・ジェラード監督が就任したアル・イテファクが、リバプールMFジョーダン・ヘンダーソンに強い関心を抱いており、サウジアラビアの舞台で再会を望んでいる。
英『The Telegraph』によれば、リバプールのキャプテンは、中東クラブ行きを真剣に検討しており、リバプール “残留” とサウジアラビア “移籍” を天秤にかけている。そして、近く決断を下す見通しのようだ。
2025年まで契約を結ぶヘンダーソンだが、中東に移籍すれば魅力的な給与を受け取ることができ、ジェラード監督含めて、ロベルト・フィルミーノらかつての同僚と再会できる以外にも、カリム・ベンゼマらスター選手と対戦することも可能だ。
現時点では正式なオファーはなく、移籍するにしてもリバプールと金額で合意しなければならない。とはいえ、33歳MFに対して高額な移籍金を要求するとは思えず、豊富な資金力を有するアル・イテファクにとっては問題ない。
アンフィールドでは通算492試合に出場を果たし、イングランド代表でも77試合でピッチに立ってきた。もしも中東に移籍してしまった場合には、同国代表に選出される確率が減るため、その辺りも踏まえて検討に検討を重ねている。
ユルゲン・クロップ監督からすれば、ジェームズ・ミルナーが去った中で、高いリーダーシップを持つ元サンダーランドMFを失うのは好ましくない。同監督はすぐに決着が着くことを望んでおり、ヘンダーソンに残された時間は少ない。
仮に同選手が退団を決断した場合には、かねてから噂されているサウサンプトンMFロメオ・ラビア獲得に本格的に動き出す可能性が高く、ミッドフィルダー陣の世代交代がより一層進むことになりそうだ。
はたして、2011年から所属するクラブを後にするのだろうか…?