アカデミーで地元選手を発掘する一方で、ハーヴェイ・エリオットやカイデ・ゴードン、ボビー・クラーク、ベン・ドーク、カルヴィン・ラムゼイなど10代で将来有望な選手の獲得を続けるリバプール、イギリス国内を中心に若き逸材のスカウティングを行っている。
そのリストの中、新たな選手が加わったようだ。若手投資を惜しまないリバプールは、レアル・ベティスのリザーブチーム、ベティス・デポルティーボでプレーする17歳FWアサン・ディアオの成長を見守っており、RBライプツィヒとともに契約が来年で切れるスペインU-19代表ウィンガーの動向をチェックしていると、スペイン紙『AS』が報じた。
セグンダ・フェデラシオンにおいて、昨シーズンは20試合で4ゴール2アシストを記録。左ウイングを主戦場とし、持ち前のアスリート能力を活かした突破で最終ラインの裏に抜け出し、左側からチャンスを演出する。
スペインU-18代表から招集されており、レアル・ベティスのトップチーム昇格を狙う。17歳とまだ慌てる時期ではなく、一歩ずつステップアップすべき年齢。クラブ側とも交渉は進んでおり、正式合意には至っていないが、現時点では残留が最も現実的。
ただし、交渉が少しでも難航すれば、時間は差し迫っており、来夏にはフリートランスファーで移籍ができてしまう。若手の育成に定評のあるRBライプツィヒがプレー時間確保には有利ではあるが、リバプール移籍も面白いオプションにはなるはずだ。
はたして、スペインの若き才能は現在のクラブを離れて、新天地を求める展開は訪れるのだろうか…?