ジョーダン・ヘンダーソンのサウジアラビア移籍を巡る状況が、重要な局面を迎えている。最初のオファーを断れたアル・イテファクだが、巨額なオファーを再度提示。スティーブン・ジェラード監督も獲得を熱望しており、同クラブは猛プッシュをかけている。
リバプールはまだ正式なオファーを受けて取っていないと言われているが、元サンダーランドMFは自身の去就を真剣に検討しており、中東移籍に気持ちが傾いているとの報道が出回っている。
ファブリツィオ・ロマーノ氏(イタリア人ジャーナリスト)によれば、アル・イテファクとヘンダーソンとの交渉は前に進んでいるようで、本日中にはユルゲン・クロップ監督との話し合いが実施される見通しだ。
Al Ettifaq are pushing to sign Jordan Henderson. Steven Gerrard wants Henderson and contract proposal is now huge, still waiting for final communication from player side. 🏴🇸🇦
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) July 13, 2023
Deal described as "in progress" by sources close to the negotiation. Hendo will speak to Klopp today. pic.twitter.com/tgxvY6nguW
ドイツ人指揮官にとって、2015年からチームの中心として周りの選手たちを引っ張り続けてきたイングランド代表MFの退団は想定外。ジェームズ・ミルナーもこの夏にブライトンに移籍しており、一気にキャプテンと副キャプテンを失う可能性が高まっている。
リバプールでは勝ち取れるすべてのタイトルを制覇し、数々のトロフィーを頭の上に掲げてきた。昨シーズンの不調から新たな出発を目指すチームにとって欠かせない存在であるものの、ミッドフィルダー陣の強化に伴い、プレー時間が限定的になることは確実で、試合出場と圧倒的な給与額は魅力に映っても不思議はない。
もしもクラブのキャプテンが去るとなれば、キャプテン指名に加えて、ふたたびミッドフィルダー補強を狙い、移籍市場に舞い戻ることになる。サウサンプトンMFロメオ・ラビアが最有力と目されるが、ヘンダーソンがアンフィールドを退団し、ラビアがリバプールに新天地を求める展開になるのだろうか…?