ミッドフィルダー陣の世代交代を最優先に移籍市場で動き回ったリバプールは、アレクシス・マック・アリスターとドミニク・ソボスライ獲得に成功。さらに、サウサンプトンMFロメオ・ラビア獲得に乗り出す可能性もある中、一定の陣容は揃い終えた。
リバプールの視線は、いま左利きセンターバックに注がれている。メインターゲットはチェルシーに所属するイングランドU-21代表DFレヴィ・コルウィル。先日のU-21欧州選手権2023でも同国の優勝に貢献したディフェンダーは出場機会を希望している。
大幅な人員整理を行うチェルシーだが、マルク・ククレジャやブノワ・バディアシルとのポジション争いが待ち受けており、レギュラーになれるかは分からない。現時点ではロンドンに残ることが濃厚だが、ファブリツィオ・ロマーノ氏は同選手を巡る移籍騒動の進捗を共有した。
「興味を持っていることは100%で、本物だ。非常に強い関心だ。リバプールはレヴィ・コルウィルが大好きで、素晴らしい選手だと信じている。これはすべてクラブの人間に当てはまる。関心はとても強い。しかし現時点では、正直なところ、この状況について話すのは本当に複雑だ。」
「昨日の夜、U-21イングランド代表がユーロで優勝した後、私はチェルシー側に再度質問したが、彼はどこにもいかないという回答だった。彼らの選手であり、重要な選手であり、プロジェクトの一部である。チェルシーは選手を残留させるために戦う用意がある。」
「この夏、レヴィ・コルウィルがチェルシーを去る唯一の方法は、選手がポチェッティーノやオーナー、取締役会に会いに行き、ここにいたくないから行かせてくれと言うことだと思う。今までそんなことはなかった。」
Born and Red
問題はリバプールでも絶対的なレギュラーになれる可能性が低いこと。ディフェンスリーダーであるフィルジル・ファンダイクに加えて、”無双” イブラヒマ・コナテがいる。マティプやゴメスより序列で上回れるはずだが、即スタメンは考えにくい。
非常に難しい状態だが、イングランドU-21代表DFは幼い頃から育ったチェルシーを後にするのだろうか…?