アレクシス・マック・アリスターやドミニク・ソボスライをチームに迎え、ミッドフィルダー陣の再構築を図ったリバプール。最近はジョーダン・ヘンダーソンやファビーニョらに中東行きの可能性が高まっており、さらなる中盤強化が必要になりそうな展開だ。
かねてから関心を示しているサウサンプトンに所属するベルギー代表MFロメオ・ラビアは、依然としてトップターゲットに挙げられており、ユルゲン・クロップ監督が同選手の獲得を熱望しているとも。なお、アーセナルやチェルシーらも興味を持っており、熾烈な争奪戦に発展する可能性がある。
海外メディア『Football Insider』によれば、19歳ミッドフィルダー獲得に向けて、リバプールが正式オファーの準備を進めているようだ。ポジション的にはヘンダーソンよりも、ファビーニョの直接的な後継者になり得る存在だ。
ただし、サウサンプトンが要求する5000万ポンド(約70億円)は高すぎると感じており、プレミアリーグから降格したことや選手自身が退団を希望していることを理由に、移籍金の値引きを狙っており、選手譲渡も検討していると言われている。
プレミアリーグでの経験値が1シーズンのみで、不安な要素も多いのは事実。さらに、ファビーニョが退団となれば、使わざる得ない状態に追い込まれる可能性も高く、理想的にはもっと経験のある守備的ミッドフィルダーが良いだろう。
しかし、予算に余裕がないのがリバプール。少ない資金の中で、的確に最適な選手を獲得することでプレミアリーグやチャンピオンズリーグを制覇してきており、ユルゲン・クロップ監督やコーチ陣、スカウトチームの力量が試されるかもしれない…