最大の懸念事項だったミッドフィルダー陣の強化に成功したリバプール。最近はジョーダン・ヘンダーソンやファビーニョにサウジアラビア行きの可能性が高まっており、ふたたび若手ミッドフィルダーを求めて、移籍市場に舞い戻っている。
ただし、視線の先にいるのはなにも中盤の選手だけではなく、かねてより噂されてきた左利きセンターバックも対象だ。中でもトップターゲットに挙げられるのが、チェルシーに所属するイングランU-21代表DFレヴィ・コルウィル。
海外メディア『90min』によれば、リバプールは同選手獲得に自信を見せており、オファーを出す準備を進めているようだ。チェルシーは売却不可の姿勢を崩しておらず、中長期的なプロジェクトの中心人物として位置付けている。
ただし、選手自身は出場機会を希望しており、ロンドンでその願いが叶うか懐疑的なスタンスを崩していない。マウリシオ・ポチェッティーノ新監督も説得を試みているものの、2025年まで契約を結ぶ若き逸材を納得させるまで至っていない。
この夏にはチェルシーの象徴とも言えるイングランド代表MFメイソン・マウントを手放しており、二の舞は避けたい。
リバプールも現在の戦力にはいない左利きのセンターバックは貴重な戦力になる以外にも、ジョエル・マティプやフィルジル・ファンダイクら30歳を超えた選手たちの世代交代を考えねばならず、U-21欧州選手権2023でイングランド代表の優勝に貢献した20歳センターバックは理想的な選手であることは間違いない。
アンフィールドでもスタメンの座を掴めるかは不透明な部分もあるが、マティプやジョー・ゴメスよりは序列を上回れる可能性が高く、3番手であれば多くの試合に出場できるはずだ。
はたして、そのポテンシャルを高く評価される若きディフェンダーは、どのような決断を下すのだろうか…?