アレクシス・マック・アリスターやドミニク・ソボスライを獲得し、ミッドフィルダー陣がだいぶ整ったリバプールだが、サウジアラビアからの圧力によって、ふたたび移籍市場において中盤の選手を探さなければならなくなった。
ブラジル代表MFファビーニョの退団はほぼ確定しており、ジョーダン・ヘンダーソンも移籍金さえ折り合えば取引が成立する。一方で、かねてから補強を狙っていたセンターバックも忘れてはおらず、チェルシーDFレヴィ・コルウィルを筆頭に、左利きの選手を中心に関心を寄せている。
ジョエル・マティプやジョー・ゴメスがおり、右利きのセンターバックには関心を持っていないリバパールだが、クリスチャン・フォーク氏(ドイツ人ジャーナリスト)によれば、チェルシーやバルセロナらとともに、フランス代表DFベンジャマン・パヴァールに引き続き注目しているようだ。
「ああ、もちろんだ。彼はプレミアリーグにとって興味深い選手だ。チェルシーは常に彼のマネジメント担当と交渉しているし、リバプールも話し合いを実施しているし、バルセロナもそうだ。しかし、バルセロナには今のところ資金がない。彼らは来夏にフリートランスファーでの獲得を狙っている。」
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所属するバイエルン・ミュンヘンとは2024年に契約満了を迎えるが、更新しないことを明言しており、この夏での放出が濃厚。ドイツ王者加入が噂されるイングランド代表DFカイル・ウォーカーと入れ替えで、マンチェスター・シティ加入も取り沙汰されている。
ブンデスリーガで174試合に出場し、フランス代表でも49試合に出場している経験豊富な27歳ディフェンダーは、右サイドバックとセンターバックをこなせる。ジェームズ・ミルナーが退団したリバプールにとって、トレント・アレクサンダー=アーノルドの控えは懸念事項であるものの、若手DFコナー・ブラッドリーやゴメスで対処する見通しだ。
現時点ではリバプールが条件を変更して、右利きのディフェンダーに動き出す可能性は低く、マンチェスター・シティかチェルシー加入が既定路線と言える。はたして、ベンジャマン・パヴァールヴァールは、この夏にプレミアリーグ初上陸を果たすのだろうか…?