突如として浮上したジョーダン・ヘンダーソンとファビーニョのサウジアラビア移籍。スティーブン・ジェラードが監督に就任したアル・イテファクは、リバプールのキャプテン獲得を熱望し、1度目のオファーを断られつつも、2度目に巨額なオファーを提示し、個人合意にたどり着いた。
同クラブは契約解除による移籍金なしでの獲得に自信を持っていた模様で、2000万ポンド(約28億円)を要求するリバプールに対して正式なオファーを出せずに、イングランド代表MFは現在ドイツで実施されているクラブの合宿に参加している。
しかし、ついに中東行きが本格化するかもしれない。海外メディア『DaveOCKOP』によれば、アル・イテファクは数日中に正式なオファーを提示する見通しで、クラブ間合意が成立する可能性が高まっているようだ。
新シーズンではこれまでのレギュラーではなく、昨季のジェームズ・ミルナーのような役割を担うことが期待されている33歳ミッドフィルダーは出場機会の担保と、週給700,000ポンド(約9800万円)もの高額な給与を魅力に感じ、中東クラブ行きを決断。ユルゲン・クロップ監督にもその意思を伝えている。
ただし、同選手は給与の見直しを迫られており、週給を下げることで移籍金を捻出しようと動いているとも報じられている。どの程度、給与額を落とすことになるか具体的な金額こそ出ていないが、元サンダーランドMFの気持ちに揺らぎはない。
今回の報道が真実だとすれば、近くドイツからリバプールに舞い戻り、移籍に向けて準備を進めることになる。来季はアンフィールドではなく、サウジ・プロフェッショナルリーグでプレーするベテランミッドフィルダーが見れるのだろうか…?