ジョーダン・ヘンダーソンとともに、サウジアラビア移籍が急浮上しているブラジル代表MFファビーニョ。獲得を狙うアル・イテハドは、4000万ポンド(約56億円)で正式オファーを提示したと見られ、ドイツでの合宿に参加せずに、リバプールで移籍に向けて準備中だ。
ファブリツィオ・ロマーノ氏(イタリア人ジャーナリスト)によれば、アル・イテハドの会長がロンドン入りし、リバプールと契約の詳細部分を詰めるために話し合いを実施する予定で、ハイジャックを避けるためにも、来週中での決着を狙っている。
「アル・イテハド会長がリバプールとのファビーニョを巡る契約を締結するためにロンドン入りした。交渉は最終段階にあるが、クラブ間でまだいくつかの詳細を整理する必要がある。」
「書類はまだ準備できておらず、リバプールは早急に確認したいようだ。」
「サウジアラビアのクラブは、土壇場での乗っ取りを避けるため、来週中には契約締結を希望している。」
Al Ittihad president is in London to seal Fabinho deal with Liverpool. Talks are at final stages but still some details to sort between clubs 🟡⚫️🇸🇦
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) July 23, 2023
Documents not ready yet — #LFC want to check it asap.
Saudi club hope for deal done next week to avoid any last minute hijack. pic.twitter.com/9lf2k3NPn2
2018年の夏に、マンチェスター・ユナイテッド移籍が取り沙汰された中で、リバプール移籍を選択。以来、中盤の底でボールを回収する役割を担い、時には豪快なミドルシュートでゴールを奪い、チップパスで決定機を演出してきた。
昨シーズンの前半戦こそスランプに陥ったが、後半戦にかけて復活。本来の読みの鋭さや長い手足でのボール奪取を見せ付け、新シーズンも守備的ミッドフィルダーのレギュラーとして活躍すると見られていたが、29歳にして中東移籍を決断した。
旧友ロベルト・フィルミーノに加えて、ヨーロッパで活躍したスター選手が続々とサウジアラビアに渡っており、まもなく現役ブラジル代表も加わることになる。はたして、ファビーニョは中東でもヨーロッパでの輝きを放てるのだろうか…?