昨夏の移籍市場で獲得したスコットランドU-21代表DFカルヴィン・ラムゼイはシーズンの大半を怪我で離脱。代わりに右サイドバックの控えを務めたベテランMFジェームズ・ミルナーも、昨季限りでチームを去った。
中盤の刷新に取り組むリバプールだが、新たな右サイドバック獲得の必要性も叫ばれている。加えて、イングランド代表ではミッドフィルダーとしてレベルの高いパフォーマンスを披露したトレント・アレクサンダー=アーノルドのポジションも気になるところだ。
しかし、『The Athletic』ジェームズ・ピアース記者は右サイドバック獲得の可能性を否定。昨シーズン、ボルトンで大活躍を見せた北アイルランド代表DFコナー・ブラッドリーの成長ぶりをプレシーズンで確認するとともに、ジョー・ゴメスの起用でカバーできると考えているようだ。
「現時点において、リバプールが新たな右サイドバックを獲得しようとしていることは把握していない。(ユルゲン)クロップ監督は、ボルトン・ワンダラーズでのレンタル移籍で素晴らしい活躍を見せた19歳のコナー・ブラッドリーを、プレシーズンでテストしてみたいと考えている。ジョー・ゴメスもそこでカバーできる。」
「しかし、リバプールが右サイドバックを獲得しないのであれば、アレクサンダー・アーノルドは永久的に中盤に転向するのではなく、そのハイブリッドな役割でプレーし続けることになるだろう。」
まだ線の細さを感じさせるブラッドリーだけに、アレクサンダー・アーノルドとすぐにポジション争いはできない。ただし、北アイルランド代表で3試合も出場している若きディフェンダーは昨季急成長を遂げており、カップ戦を中心とした控えであれば十分に通用すると見られる。
同じく19歳のラムゼイはプレストン・ノースエンドに1年間のレンタル移籍が決まっており、元ダンガノン・スウィフツDFにかかる期待は大きい。
はたして、リバプールは現時点の予想通り、新サイドバックを獲得しないまま、新シーズンに臨むのだろうか…?