2020年、地元の北アイルランドにあるダンガノン・スウィフツからリバプールに加わった若き右サイドバックは、アカデミーでもポテンシャルを見せ付け、2021-22シーズンにはリーグカップやFAカップだけではなく、チャンピオンズリーグの舞台にも立った。
さらなる成長を求め、レギュラーとして試合に出られる環境に身を置くことを希望すると、2022−23シーズンはボルトン・ワンダラーズに1年間のレンタル移籍。EFL リーグ1では41試合に出場を果たし、個人タイトルを総なめにした。
リバプールは昨夏獲得したスコットランドU-21代表DFカルヴィン・ラムゼイをローンで放出し、北アイルランド代表DFをプレシーズンに帯同させており、トレント・アレクサンダー=アーノルドの控えとして、偽サイドバックのようなプレーをフレンドリーマッチで披露していた。
海外メディア『The Athletic』によれば、2023年まで契約を結ぶ20歳ディフェンダーと、新たな3年間の新契約を締結する見通しのようだ。プレミアリーグやチャンピオンシップからの関心があったものの、今月の早い段階で条件面では合意に至っていたとも報じている。
ボルトンでのプレーを経て、力強さを増したプレースタイルに、元々持っている賢いポジショニングなどが重なり合えば、数年以内にもアレクサンダー=アーノルドと対等にポジション争いを繰り広げられるだけの人材になり得る。
今シーズンはカップ戦を中心に、国内リーグで数試合で経験を積み重ね、世界でも最高峰の舞台でも活躍できることを証明しなければならない。偉大すぎるイングランド代表DFを超え、ヨーロッパサッカーを代表する右サイドバックに成長できるだろうか…?