一昨シーズン、チャンピオンシップ優勝を成し遂げたフラムの中心として活躍したポルトガルU-21代表MFファビオ・カルヴァーリョ。アンフィールドでシーズン序盤戦こそ期待値の高いパフォーマンスを見せたが、後半戦にかけてベンチ外で過ごす時間も増えていった。
中盤の加入もあり、来シーズンもベンチを温める日々が続くと思われる中、RBライプツィヒが完全移籍での獲得を画策。しかし、同選手の将来性に期待しているリバプールは退団に応じず、1年間のレンタル移籍に落ち着いた。
ブンデスリーガで飛躍を誓うカルヴァーリョだが、リバプールでの生活が成功しなかった理由は起用されていたポジションだと明かし、RBライプツィヒでのプレーについてはクロップ監督と話し合わなかったと語った。
「リバプールでうまくいかなかったのは、自分がプレーしていたポジションのせいだと思う。」
「僕は左でプレーしていたんだけど、僕のポジションじゃないんだ。10番としてプレーすると言われていたけど、去年は10番でプレーすることはなかった。10番でプレーすれば、優位なサイドを取れるし、ターンもできる。だから、うまくいかなかったと言えるんだよ。来年、僕がここにいるか、リバプールにいるかは、どうなるか見てみないとわからない。」
「正直言えば、ユルゲン・クロップ監督とは(新たなクラブについて)あまり話さなかった。」
「彼は僕に何のアドバイスもくれなかった。とにかく、その方が成長できると思う。人としてもサッカー選手としてもね。」
Transfermarkt
若手育成にも定評のあるRBライプツィヒだけに、ドイツでの成長に期待がかかる。新天地での意気込みについても述べた元フラムMFは、新監督が10番でのプレーを約束し、日々助けてくれていると赤裸々に明かした。
「マルコ・ローゼ監督は僕が10番のひとりになると言ってくれたし、僕の改善点を知っていて、毎日助けてくれている。特にRBライプツィヒでは、ボールを素早く奪い返すためのプレーやプレスが重要だからね。」
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