アレクシス・マック・アリスターとドミニク・ソボスライを獲得したリバプールだが、ジョーダン・ヘンダーソンとファビーニョのサウジアラビア移籍に伴い、さらなるミッドフィルダー陣の強化を目指して、今夏の移籍市場で動き回っている。
大本命のベルギー代表MFロメオ・ラビア獲得に向けて、サウサンプトンに対して2度のオファーを提示したものの、色よい返事をもらうことができていない。要求している5000万ポンド(約70億円)の支払いには後ろ向きとも言われ、今後の交渉に注目が集まる。
英『Sky Sports』メリッサ・レッディ記者によれば、サウサンプトンとの交渉は継続しており、19歳ミッドフィルダーは移籍を希望していると明かした。一方で、別の選手にも熱視線を送っており、フルミネンセに所属するブラジル代表MFアンドレ獲得も検討しているようだ。
「ロメオ・ラビアを巡り、サウサンプトンとリバプールが対話開始している。本人は移籍を望んでいるが、移籍金についてはまだ妥協が必要。リバプールは他のオプションに取り組んでおり、アンドレ獲得に向けて、フルミネンセと交渉中。クラブは2つのタイプを検討しているようだ。」
Dialogue open between Southampton and Liverpool over Romeo Lavia. He wants the move but compromise still needed over the fee. LFC working on other options. They are in talks with Fluminense for Andre. Clear the club are looking at two profiles: controller, progressive destroyer.
— Melissa Reddy (@MelissaReddy_) August 2, 2023
ブラジル国内で評価を高める22歳ミッドフィルダーは、ラビアよりも一列前でプレーする選手であり、異なるプレースタイルを有する。恵まれた体格で当たり合いにも負けないベルギー代表MFに対して、負けん気の強い激しい守備でボールを奪い取るのがアンドレで、南米の選手らしさを全面に出している。
中盤の底でひとりで担当するよりも、ボランチを2枚置いたときの1枚のイメージがあり、その点もサウサンプトンMFとの違いだ。ヨーロッパでの経験がないところは未知数な要素だが、移籍金が法外なものでなければ、ラビアと合わせて2枚獲りも面白い。
はたして、リバプールは新シーズンをどのような中盤の布陣で迎えるのだろうか…?