ジョーダン・ヘンダーソンとファビーニョがまさかのサウジアラビア移籍を決断し、当初想定していた以上に中盤の枚数を失ったリバプール。アレクシス・マック・アリスターやドミニク・ソボスライに留まらず、新たなミッドフィルダー獲得に動き出している。
サウサンプトンMFロメオ・ラビアをトップターゲットに置いており、2度にわたりオファーを提示してきた。しかし、いずれのオファーも成立しておらず、5000万ポンド(約70億円)もの移籍金が必要になりそうだ。
一方で、最近の報道で熱が帯びてきているのが、フルミネンセに所属するブラジル代表MFアンドレ。ヨーロッパサッカーでの経験こそないが、ブラジル国内での注目株で、22歳という年齢は魅力的。
リバプールがフルミネンセに対して問い合わせを実施し、必要となる金額を確認済み。ブラジル紙『Gazeta Esportiva』によれば、同クラブは移籍金の確認だけではなく、数日中に2500万ユーロ(約32.5億円)のオファーを提示することを約束したようだ。
典型的な守備的ミッドフィルダーであるベルギー代表MFとは異なり、前に出てのボール奪取に定評のある22歳ミッドフィルダー。中盤の底で張るタイプではないため、アンフィールドではインサイドハーフでの起用もあり得る。
ただし、問い合わせをしたところで、正式なオファーに昇華されるとは限らない。今回の報道も信憑性は未知数で、具体的な行動に動き出す可能性もまた未知数。
はたして、リバプールはサッカー王国で新進気鋭のミッドフィルダー確保に本気で動くのだろうか…?