ジョーダン・ヘンダーソンとファビーニョを失ったリバプールは、中盤の底を担当できる守備的ミッドフィルダー獲得に動き出している。プレミアリーグのみならず、多種多様な選手との関係が噂される中、サウサンプトンに所属する19歳MFロメオ・ラビアに照準を絞っている。
サウサンプトンに対して、2度のオファーを提示したものの、両方とも拒否されている。同クラブは5000万ポンド(約70億円)を要求していると報じられているものの、『GiveMeSport』ディーン・ジョーンズ記者は、4000万ポンド(約56億円)を保証さえしてくれれば、5000万ポンド以下でも移籍する可能性があるようだ。
「彼らは改善したオファーを再び提示してきた。私の理解では、セインツは4,000万ポンドを最低限に、さらなる上乗せを望んでいる。みんなは “ちょっと待て!それはおかしい、僕らが読んでいる限りでは5000万ポンド以上と書いてある” と言うだろう。」
「彼らが表向きのスタンスと意思表示をしているからそれも事実だ。それは構わないし、よくあることだ。彼らはこの選手のためにできるだけ多くのお金を手に入れる必要がある。だが私が人々と交わした会話では、彼は5,000万ポンド以下で移籍すると思う。我々はみな、異なる情報源と異なる理解を持っている。」
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リバプールからの2度目のオファーが、総額4200万ポンド(約58.8億円)。詳しい内容こそ明かされていないが、200万ポンドがアドオン分であれば、そのまま交渉成立でもおかしくなかった。チェルシーやマンチェスター・ユナイテッドらも関心を示しており、要求額を下げるとは考えにくい。
チャンピオンシップに降格してしまったものの、19歳と将来有望で、サウサンプトンも安くは手放したくない。一方で、来夏にはマンチェスター・シティが4000万ポンド(約56億円)での買い戻し条項が存在しているため、リバプールはその金額を参考にしていると見られる。
攻勢を強めるリバプールだが、第一候補のミッドフィルダーを手中に収めることができるだろうか…?