フィルジル・ファンダイクやイブラヒマ・コナテ、ジョエル・マティプ、ジョー・ゴメスらプレミアリーグでも強力なセンターバック陣を擁するリバプールだが、この夏の移籍市場で左利きセンターバックを狙っているとも言われており、締め切り前に新たなディフェンダーが加わるかもしれない。
一方で、26歳DFナサニエル・フィリップスの退団が近づいている。プレシーズンには20歳DFジャレル・クアンサーが重宝されており、出番がない状況が続く。昨季も5番手として、ほとんどピッチに立つことなく終わり、20代中盤の選手にとってはプレー時間を確保したいと思ってもおかしくはない。
海外メディア『Football Insider』によれば、リーズ・ユナイテッドが同選手の獲得を熱望しており、最終ラインの強化を狙っているようだ。加えて、マンチェスター・シティに所属する21歳DFテイラー・ハーウッド=ベリスとの2枚獲りを画策している。
昨シーズンにプレミアリーグから降格し、チャンピオンシップでの戦いが余儀なくされた同クラブ。マクシミリアン・ウーバーやロビン・コッホ、ディエゴ・ジョレンテら複数のセンターバックを放出しており、新たなセンターバック確保が喫緊の課題だ。
ボーンマスでのレンタル移籍時代に、チャンピオンシップでのプレーを経験し、半年間だけだったものの、プレミアリーグ昇格に貢献。高い打点のヘディングやファイティングスピリット溢れる守備で、相手の攻撃陣を封じ込める。
昨季7試合に出場したが、総プレー時間はわずか368分間。新シーズンに至っては、ベンチ入りすらも難しく、カップ戦でも出番が得られるかは分からない。トップチームにおいては5番手からも脱落した印象が強く、この夏も退団の噂が飛び交っている。
現時点ではリーズ・ユナイテッドが具体的な行動に移っているとの報道はないものの、リバプールは売却に前向き。希望する金額さえ支払うクラブがいれば、フィリップスが新たなクラブに旅立つ可能性は高い。
はたして、元ボルトンDFはリーズに新天地を求めるのだろうか…?