アレクシス・マック・アリスターとドミニク・ソボスライを獲得し、ミッドフィルダー陣の再構築に取り組んだリバプール。その後、サウジアラビアの資金力に襲われ、ジョーダン・ヘンダーソンとファビーニョが予想外の退団となり、さらなる補強に迫られている。
サウサンプトンMFロメオ・ラビアに本腰を入れるリバプールだが、シーズン中から獲得候補に挙げられていたバイエルン・ミュンヘンMFライアン・フラーフェンベルフに再注目していると、クリスチャン・フォーク氏（ドイツ人ジャーナリスト）が報じた。
この夏の移籍市場において、一時的にアンフィールドに向かう可能性が高まった元アヤックスMFだが、ドイツ王者やトーマス・トゥヘル監督がそのポテンシャルを信じていることから、徐々に移籍の噂は消えていった。
ヨシュア・キミッヒやコンラート・ライマー、ジャマル・ムシアラら強力なライバルがおり、依然としてレギュラーになれるか不透明な中、リバプールが継続して関心を向けていてもおかしくはない。
しかし、バイエルンの姿勢に変わりはなく、説得は困難を極める。年齢もまだ21歳と、1年だけで見限るには惜しいポテンシャルを持っており、中長期目線で獲得した背景もあり、リバプールに向かうのは現実的ではない。
守備的ミッドフィルダーを追い求めるリバプールだけに、中盤の底が本職ではない選手を優先することはないはず。一方で、ボールを奪うことに強みのあるミッドフィルダーに加えて、もうひとりの中盤として獲得する可能性は否定できない。
大方の見方通り、ブンデスリーガで2年目を過ごすことが濃厚なオランダ代表MFだが、国内リーグの開幕が迫る中で想定外の補強はあり得るのだろうか…？