昨シーズン限りで、副キャプテンを務めたジェームズ・ミルナーが契約満了に伴い、フリートランスファーでブライトンに移籍。精神的支柱のひとりを失ったリバプールだが、”キャプテン” ジョーダン・ヘンダーソンが新シーズンもチームを引っ張ると思われた。
ところが、凄まじい勢いで補強を行うサウジ・プロフェッショナルリーグが、リバプールのベテラン勢にも触手を伸ばした。ファビーニョとともにアンフィールドを去る決断を下すと、スティーブン・ジェラード監督率いるアル・イテファクに移籍した。
プレミアリーグやチャンピオンズリーグのトロフィーを掲げてきた33歳ミッドフィルダーは、新たな土地で、新たなサッカーに挑む。同選手はインタビューに応え、サウジアラビアに移籍した理由を語り、サウジ・プロフェッショナルリーグの可能性を見出しているようだ。
「エキサイティングな時期だし、プロジェクトや何か違うことが、僕がここに来たいと思った理由なんだ。」
「今後数年間で、成長すると確信しているし、僕はそれを助けるために協力したいんだ。」
「サウジアラビアの人々がサッカーを愛していることは知っている。これから数年間、リーグが成長し続けることを願っている。僕もその一翼を担えることを願っているよ。」
「サウジアラビアのサッカーリーグは、これまでとはまったく異なるプロジェクトであって、今までとは違う経験をすることができる。エキサイティングだし、ここに来てスタートラインに立てるだけで幸せだよ。」
「ジェラードと一緒に働き、彼の下でプレーすることも、僕がここに来た大きな理由だった。」
「それほど多くはないけど、いいトレーニングができたと思う。」
BeanymanSports
届いた最初のオファーは断ったと言われるイングランド代表MFだが、高額な給与の提示とジェラード監督の説得もあり、中東のクラブに移籍していたが、ついにその背景にあった理由が明かされた。
推察するのであれば、出場機会の減少などチーム事情の変化も移籍を後押ししたと思われる。はたして、ヘンダーソンはイングランドと全く異なる環境で活躍できるだろうか…?