ジョーダン・ヘンダーソンやファビーニョと中盤の底でプレーできる経験豊富な選手たちがチームを去ってしまったため、守備的ミッドフィルダーを追い求めたリバプールはかねてからベルギー代表MFロメオ・ラビア獲得を試みてきた。
3度のオファーも、いずれもサウサンプトンが求める5000万ポンド(約70億円)に満たずに、クラブ間合意に至らず。リバプールは要求額の提示に躊躇し、突然ブライトンMFモイセス・カイセドに矛先を変え、イングランド歴代史上最高額でチームと合意を取り付けるも、選手側に拒否されていた。
そうこうしているうちに、チェルシーが5500万ポンド(約77億円)でサウサンプトンと合意に至り、ロンドンでの契約書類やメディカルチェックの準備を進め、事態は悪化の一途を辿っていた。 別のターゲットに変更する可能性もあった中、リバプールは依然としてラビアに注目しているようだ。
ベン・ジェイコブス氏(スポーツジャーナリスト)によると、リバプールは総額6000万ポンド(約84億円)でオファーを出し、合意に至った。19歳MFはアンフィールドでのプレーを優先していると言われるが、チェルシーとの第二次争奪戦が展開される可能性があるようだ。
「リバプールはロメオ・ラビア獲得に向けて、総額6000万ポンドを提示し、サウサンプトンと合意した。予想通り、事態は急ピッチで進んでいる。」
「ラビアはアンフィールドへの移籍に前向きであることは変わらない。」
「チェルシーの最後のオファーは5500万ポンドだった。彼らがふたたび獲得に踏み切るかどうかは、またしても選手の選択にかかってくるだろう。」
「チェルシーに決まったモイセス・カイセドと同じ状況ではない。ラビアは、チェルシーが正式に獲得レースに参戦する前に、この夏の間ずっと、リバプールに移籍の意思を伝えていた。そしてリバプールは素早く、チェルシーの前回の金額よりも高いオファーで動いた。」
「セインツは、単純に選手の選択にかかってくると示しており、両クラブと取引をする意思がある。数日の間に、2度目のチェルシー対リバプールの獲得レースが勃発する可能性がある…。」
🚨 Liverpool have now had a £60m package for Romeo Lavia accepted by Southampton. As expected, things moving fast.
— Ben Jacobs (@JacobsBen) August 14, 2023
Lavia has always indicated he is open to a move to Anfield.
Chelsea's last bid was £55m. Should they proceed it's again going to come down to player choice… pic.twitter.com/F8Ma6lAVJB