ミッドフィルダー陣の世代交代を推し進めたリバプールは、アレクシス・マック・アリスターとドミニク・ソボスライをチームに迎え、一旦補強を完遂。しかし、ジョーダン・ヘンダーソンやファビーニョが退団してしまい、守備的ミッドフィルダー確保が避けられない状況になった。
サウサンプトンMFロメオ・ラビアに関心を持ち続けたリバプールだが、要求額ほどの評価を下しておらず、突如としてブライトンMFモイセス・カイセド争奪戦に参戦すると、歴代最高額を提示しクラブ間合意に達する。
ところが、エクアドル代表MFがチェルシー移籍しか希望していないことを通達。意中のチェルシーがリバプールを超える金額を出すことで合意に至り、今後の補強プランにふたたび注目が集まる展開に。
2018年からアンフィールドでプレーし、今シーズンからキャプテンを任されたオランダ代表DFフィルジル・ファンダイクは今後の移籍市場で何が起こるかわからないとした上で、これまでも数々の優れた補強に成功してきたクラブを信頼していると口にした。
「特定のポジションの選手と獲得する必要があるかどうかは別として、いまはどんなトップクラブでも、選手層を厚くしたいと思っているはずだ。」
「僕ら選手だって、チームのレベルアップを望んでいるはずだ。僕たちはみな、質の高い選手を獲得したいと思っているし、これまでそうしてきた。だからクラブを信頼している。本当にクラブを信頼しているよ。ここ数年、彼らはかなり良いビジネスをしてきたしね。」
「ソーシャルメディアや何かをフォローしていると、たくさんの名前に目がくらむ。だから、最近は誰もが最初に名前を口にするために名前を挙げていると思う。憶測で、名前を推測して火に油を注ごうとする、それがインターネットの仕組みなんだ。」
「そして、前にも言ったように、僕たちはクラブを信頼し、クラブのためにプレーし、クラブのために正しいことをするクラブを信頼しているし、次の2、3週間で何が起こるかはまだわからない。」
「もしあなたがソーシャルメディアを見て、他のすべてのものを見て、僕らが世界中のほとんどすべてのミッドフィルダーや他の選手とリンクしているのを見たら、そして今どき誰もがソーシャルメディア上でスポーツディレクターになっているのを見たら、めまいがするのはわかるだろう。」
「僕らにはプロフェッショナルがいる。さっき言ったように、私はクラブを信頼している。それが一番大事なことだ。」