ジェームズ・ミルナーやナビ・ケイタ、アレックス・オックスレイド＝チェンバレン、ロベルト・フィルミーノが契約終了とともにチームを去り、ジョーダン・ヘンダーソンとファビーニョは当初の想定を覆して、サウジアラビア移籍を決断。
主にミッドフィルダー陣が大きく入れ替わったリバプールは、プレシーズンではトレント・アレクサンダー＝アーノルドを中盤で試すなど新たな最適解を探し続けている。プレミアリーグ開幕戦となったチェルシーとの試合では、コーディ・ガクポが中盤に入った。
新加入MFアレクシス・マック・アリスターとドミニク・ソボスライが期待通りのパフォーマンスを見せ、結果も引き分けと悪くない。ユルゲン・クロップ監督は反省点を口にし、適切なタイミングでパスやボールを保持することの大切さを訴えた。
「試合の入りは良かったし、とても気に入っている。」
「私たちが取り組んでいたことがすべて出ていた。素晴らしいゴールを2つ決めたが、1つはオフサイドで認められなかった。本当に惜しかった。ゴールに至るまでのビルドアップはトップクラスだったね。」
「でも、チェルシーのためにドアを開けてしまった。不必要な場面でボールを失った。ゴールはセットプレーからだった。もうひとつのゴールは、ボールを奪ったがクリアしきれなかった。オフサイドもあったが、チェルシーが自分たちのペースを掴み始めた。そのときはオープンな試合だった。」
「後半は、観客やいろいろなことがあったから、深く掘り下げてハードに戦わなければならなかった。カバーしなければならないスペースと埋めなければならないギャップがたくさんあった。」
「前半のようにステップインするのではなく、下がってギャップをカバーしようとした。そうしたら、（ラヒーム・）スターリングをライン間で見つけることができたし、（リース・）ジェームズは急に絡むことができ始め、（ベン・）チルウェルからも良いプレーがでるようになった。我々はそれをもっとよく見るべきだった。」
「でも、こうしたことを避ける最善の方法は、ゲームをもっとコントロールすることだ。適切なタイミングでパスを出し、適切なタイミングでボールをキープすることで、チェルシーにとって本当に難しいウイングでの1対1の状況を作り出すことができたはずだ。」
守備的ミッドフィルダー探しに苦戦しており、左利きセンターバックも追い求めるリバプールは、思い通りの補強ができていない。ただし、ピッチ上でのプレーぶりは良好で、さらなる補強で盤石な布陣を形成していきたいところだ…