ファビーニョとジョーダン・ヘンダーソンら中盤の底でプレーできる選手たちの後釜を探し続けるリバプールは、ブライトンMFモイセス・カイセドとサウサンプトンMFロメオ・ラビアをチェルシーに奪われる形となり、補強プランは振り出しに戻った。
ふたたび各メディアやジャーナリストがターゲットについて報じ始めており、もともと狙っていたケフレン・テュラムとクアディオ・コネらとともに、新たな名前も急浮上。コートジボワール代表MFイブラヒム・サンガレに続き、フランスで活躍するミッドフィルダーも候補のひとりとして挙げられている。
英『MailSport』によれば、リールに所属するカメルーン出身MFカルロス・バレバに対して、リバプールが関心を示しており、同じく興味を持つブライトンと争奪戦を繰り広げる可能性があるようだ。
昨夏にアカデミーからトップチームに昇格すると、昨シーズンはリーグ・アンで19試合に出場。レギュラーの座を掴んだわけではないが、印象的なプレーと19歳という若さからヨーロッパのクラブからの評価を高めている。
アフリカ人選手らしく恵まれたアスリート能力を有し、ダイナミックかつ正確な足元の技術でパス出しやドリブルでボールを前線に運ぶ。当たりにも強く、ポテンシャルの高さを感じざるを得ないが、経験値が足りないのも事実で、ステファン・バイチェティッチとさほど変わりない。
スタメンクラスを求めるリバプールにとって、活躍が未知数の若き逸材獲得に乗り出すかわからない。10代の選手で言えば、ジェームズ・マコーネルもプレシーズンで印象的なパフォーマンスを見せており、現時点でチームに迎える必要はないのかもしれない。
ただし、枚数は絶対的に必要であり、アンカーを任せられる選手として確保するのは適切な選択になりそうだ。はたして、未来のカメルーン代表MFはアンフィールドに活躍の場を求めることになるのだろうか…?