アカデミーで才能を見出され、トップチームでもカップ戦を中心に出場を飾っている20歳MFタイラー・モートン。当時は10代とは思えない落ち着きぶりに加えて、的確なポジショニングからファビーニョの後継者として期待されていた。
昨シーズンは出場機会を優先し、ブラックバーンに1年間のローン移籍を経験。チャンピオンシップで7位になった同クラブで、リーグを通じて40試合に出場し、着実に経験を積んだものの、シーズン終盤には怪我を負った影響で早めにローンを切り上げていた。
この夏も怪我のリカバリーに専念し、プレシーズンでは出番なし。ファビーニョやジョーダン・ヘンダーソンらが去ったが、18歳MFステファン・バイチェティッチが昨季躍動し、プレシーズンではジェームズ・マコーネルが印象的なプレーで起用に応えた。
今季もリバプールではプレー時間が限られることが予想される若きミッドフィルダーには、ふたたびチャンピオンシップのクラブが関心を寄せており、2年連続で同リーグで過ごす可能性があると、英『Sunday Mirror』が報じた。
ブラックバーンではレギュラーとして目を見張るパフォーマンスを見せていただけに、フレンドリーマッチなどでの活躍次第では、トップチーム帯同も全くなかった話ではなかった。不運にも負傷がその可能性を否定したが、2シーズン連続でチャンピオンシップで活躍できれば、ユルゲン・クロップ監督もいよいよ存在を無視できなくなる。
理想的に言えば、プレミアリーグのいずれかのクラブに貸し出したいところだが、スタメンの座が優先。レンタルしてもベンチで過ごすのであれば意味はなく、競争の激しさはトップリーグよりもはるかに易しい。
今年10月には21歳になるウォラシー出身ミッドフィルダーは、どのクラブで新たなシーズンを過ごすことになるのだろうか…?