モイセス・カイセドとロメオ・ラビアをめぐる争奪戦で失態を演じたリバプール。サウサンプトンの要求額さえ支払えば獲得できたベルギー代表ミッドフィルダーをみすみす逃し、守備的MF探しは振り出しに戻った。
しかし、事態は急展開を迎えた。これまで一切名前が出ていなかったシュトゥットガルトMF遠藤航が候補に挙がったと思えば、クラブ間合意にも辿り着き、まもなくメディカルチェックが予定されている。選手はアンフィールドでのプレーを希望しており、個人合意は問題にならず、リバプールの選手として発表される日も近い。
日本代表キャプテンに続き、リバプールはさらなる補強に乗り出すかもしれない。オランダ紙『AD Sport』によると、フィオレンティーナに所属するモロッコ代表MFソフィアン・アムラバトとの契約を数日中に取りまとめたい意向を示しているようだ。
この夏の移籍市場において、マンチェスター・ユナイテッド移籍が頻繁に報じられてきたモロッコ代表MFだが、現時点ではまだフィオレンティーナと契約を結んでいる。同選手はヨーロッパの強豪クラブ移籍に前向きで、カタールW杯での大活躍以来、代理人がその成立に向けて動き回っている。
ただし、30歳の遠藤航を獲得したクラブにとって、26歳は少し年齢が高すぎる。長期目線で中盤の底を任せるには最低でも20代前半の選手が好ましく、もっと言えばプレミアリーグでの実績があるミッドフィルダーが優先されるべき。
ワールドカップでの活躍で、若干評価が高まりすぎている印象も強く、最適な人材とは言えないが、リバプールは同選手獲得に向けてアクセルを踏むのだろうか…?