ジョーダン・ヘンダーソンやファビーニョが中東に移籍し、後継者となる守備的ミッドフィルダーを探し求めたリバプールは、モイセス・カイセドやロメオ・ラビア獲得に失敗すると、すぐさま日本代表MF遠藤航をシュトゥットガルトからチームに迎え入れた。
クラブと代表でキャプテンを務める30歳ミッドフィルダーは長期的な補強というよりは、短期的な戦力となる。さらなる中盤補強が予想されるリバプールは、フィオレンティーナに所属するモロッコ代表MFソフィアン・アムラバトへの関心が噂されている。
ペルー紙『La Republica』によれば、リバプールは同選手の獲得に向けて動きを加速させ、数日中に1回目となるオファーを準備しているようだ。なお、フィオレンティーナは2500万ポンド(約35億円)前後を要求するものと見られる。
カタールW杯で輝き、一躍メガクラブが関心を示す存在となったモロッコ代表MF。契約は2024年までと迫っており、同じく中盤強化を狙うマンチェスター・ユナイテッドも獲得を試みている。昨シーズンもチームでは主力として49試合に出場しており、セリエAでは屈指の守備的MFに成長。
年齢が27歳と希望している条件とは少し異なることもあり、リバプールが実際に動き出すかは未知数。W杯直後には代理人にも接触を図っていたが、アンフィールド移籍が成立することはなかった。
理想的には、20代前半の選手を獲得したいところだが、移籍市場の締切も迫ってきており、希望通りの補強は難しい状態に追い込まれている。はたして、リバプールは日本代表キャプテンに続き、誰を獲得することになるのだろうか…?