昨シーズンが終了した時点で、予想されていなかったジョーダン・ヘンダーソンとファビーニョの退団。日本代表MF遠藤航を獲得したものの、ミッドフィルダー陣の枚数や経験はトップクラスとは言えず、さらなる中盤の強化を目指している。
リバプールはフルミネンセで大活躍中のブラジル代表MFアンドレに注目しており、3000万ユーロ(約39億円)でオファーを提示。しかし、今シーズンが終了するまで22歳ミッドフィルダーを手放したくないフルミネンセは、いかなるオファーにも首を縦に振らない方針を固めている。
暗雲立ち込める同選手を巡る移籍騒動。ブラジルのクラブにおいて、これまで148試合に出場。2023年6月には待望の同国代表デビューも飾ったポテンシャルの高いミッドフィルダーは、自身が関心を寄せられている事実に嬉しさを滲ませながらも、いまのクラブに集中していると強調している。
「もちろん、オファーが来るのは普通のことだ。チームが好調で、コパ・リベルタドーレスを勝ち進み、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエAの上位にいるのだからなおさらだね。僕だけじゃなく、他の選手にとってもね。オファーが来るのは嬉しいけど、僕はいま、フルミネンセのことに100%集中しているんだ。」
Globo Esporte
来年の冬には放出可能となる見通しの同選手だが、リバプールがふたたび獲得に乗り出す保証はない。22歳と脂が乗り始めた年齢だけに、プレミアリーグやラ・リーガを始め、トップリーグのクラブが獲得を試みる可能性は高いと言える。
中盤でのファイトやボール奪取、プレッシングなどに定評のあるブラジル代表MFは、ヨーロッパを舞台に活躍する日が来るのだろうか…?