昨夏にリバプールと2025年までの新契約を結び、クラブにおいて最も高い給与を受け取るエジプト代表FWモハメド・サラー。ゴール前での決定率こそ下がってきた印象もあるが、アシスト数を伸ばし続けており、フィニシャーからチャンスメーカーに変わりつつある。
それでも、チーム内のエースであることに変わりはない。ところが、エジプシャン・キングにもサウジアラビアの触手が伸びており、この夏にリバプールからブラジル代表MFファビーニョを獲得したアル・イテハドが関心を強めているとの報道が駆け巡った。
ファブリツィオ・ロマーノ氏(イタリア人ジャーナリスト)によれば、リバプールは中東のクラブと交渉するつもりもなく、売却不可の姿勢を貫いている。ただし、可能性も示唆しており、それは天文学的な数字のオファーが届き、選手側が移籍を強行した場合のみのようだ。
Liverpool have been clear with Mo Salah and Al Ittihad: no intention to negotiate, he’s considered not for sale 🚨🔴 #LFC
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) August 24, 2023
Al Ittihad astronomical contract bid to Salah remains valid to tempt Mo; but only way would be for Salah to force the move.
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今のタイミングでエースを掻っ攫われるのは、是が非でも避けたい。悍ましい金額だったとしても、リバプールには毅然として態度で関心を退いてもらいたい。
一方で、来年にはサウジアラビア移籍を志願する可能性を否定できず、エジプト代表ウィンガーの後継者になり得る、ゴールも奪える左利きのウィンガーを探さなければならない。
終盤まで何が起こるかわからない移籍市場だけに、今後もモハメド・サラーに限らず、スター選手の中東行きには注目していきたい…