ファビーニョが去ったリバプールは、モイセス・カイセドやロメオ・ラビアのチェルシー移籍を乗り越えて、日本代表MF遠藤航を獲得。ボーンマスとのプレミアリーグ第2節でデビューを飾り、10人での戦いを強いられたチームにおいて、落ち着いたパフォーマンスを見せ付けた。
ただし、年齢が30歳とベテランの域に足を踏み入れており、来夏にはチアゴ・アルカンタラの退団が予想される中、リバプールはさらなるミッドフィルダー獲得に乗り出している。バイエルンMFライアン・フラーフェンベルフやフルミネンセMFアンドレらに加えて、クリスタル・パレスMFシェイク・ドゥクレの名前が頻繁に報じられている。
英『Evening Standard』によれば、リバプールが関心を示すマリ代表MFを売却するつもりは毛頭なく、7000万ポンド(約98億円)を最低ラインに設定。この金額であれば、他クラブからの興味を退けられると考えているようだ。
守備的ミッドフィルダーに限定しているわけでもないため、ドゥクレに大金を投じる可能性は低い。他の2選手がより安い金額で獲得できる事実を踏まえても、カイセドやラビアに対して提示した移籍金をオファーするとは考えにくい。
サポーターから獲得を望む声も多いミッドフィルダーだが、現時点ではリバプール移籍は現実的ではない。ステファン・バイチェティッチやアレクシス・マック・アリスター、トレント・アレクサンダー=アーノルドらもカバーできるため、無理やり獲得する日露もないのかもしれない。
はたして、移籍期限が閉まるまでに、リバプールは新たなミッドフィルダー獲得なるのだろうか…?