この夏の移籍市場において、ミッドフィルダー陣の刷新とセンターバック陣の強化を目指していたリバプール。アレクシス・マック・アリスターやドミニク・ソボスライを獲得するまでは比較的計画通りに進んだが、サウジアラビアのオイルマネーに補強計画を狂わせられるクラブのひとつになってしまった。
ジョーダン・ヘンダーソンとファビーニョが中東クラブ移籍を志願し、それぞれアル・イテファクとアル・イテハドに新天地を求めた。日本代表MF遠藤航を獲得したクラブだが、移籍期限が迫る中、さらなる補強に向けて動き続けている。
そして、サウジアラビアの新たなターゲットになっているのが、エジプト代表FWモハメド・サラー。ファビーニョを獲得したアル・イテハドが、熱心に獲得を狙っており、選手個人とクラブ側に対して、巨額の資金を提示する用意を進めている。
ルディ・ガレッティ氏(イタリア人ジャーナリスト)によれば、エジプシャン・キングはサウジアラビア移籍を希望している旨をクラブ側に伝えたようだ。1億ポンド以上を支払う準備もあるアル・イテハドは早めの決着を求めており、移籍を許可するかどうかの回答期限を8月28日までに設定しており、リバプールにプレッシャーをかけている。
🚨🗣️ Mohamed #Salah informed #Liverpool that he would like to join #AlIttihad starting a new experience in 🇸🇦.
— Rudy Galetti (@RudyGaletti) August 26, 2023
⏳ The final decision is up to #LFC and Klopp: as told, there is a huge bid (more than $100m) for the 🏴 club to let him go.
📆 Monday 28th Aug is the deadline. 🐓⚽ https://t.co/QFAFGRDlBe pic.twitter.com/BS8lc7pBMj
ニューカッスル戦を前に行われたプレスカンファレンスにおいて、ユルゲン・クロップ監督はエースの放出を100%否定しており、いかなる金額にも首を縦に振ることはない。まして、補強期限が目前に迫っており、いくら大金を投じたとしても、プレミアリーグで得点王を争えるほどの代役を獲得することは難しい。
今回の報道がどこまで本物なのかは関係者にしかわからない。選手側がこのタイミングで移籍を希望しても、リバプールのスタンスは変わることはないと思うが、何が起こるか読めないのも移籍市場。今後の展開には注目し続けたい…