ニューカッスルの本拠地に乗り込んだリバプールは、試合の序盤は雰囲気に飲まれた。トレント・アレクサンダー=アーノルドは感情が昂り、不用意なミスから先制点を献上。フィルジル・ファンダイクは、相手のチャンスの場面でアレクサンデル・イサクを倒してしまい、レッドカード退場。
最悪のスタートを切ったリバプールだが、その後は攻め続けるホームチームの攻撃を防ぎ続け、試合終盤まで1点差で耐えた。この粘りが奇跡を生み出す。途中出場したダルウィン・ヌニェスが81分と93分に立て続けにゴールを奪い、人数不利な状態からの大逆転劇を演じた。
試合終了後に喜びを爆発させたリバプール。DFアンディ・ロバートソンは、信じられない試合展開に驚きつつも、今季出場機会に恵まれずに、いまだにスタメンのないウルグアイ代表ストライカーが見せた “パッション” と “結果” を大絶賛した。
「本当に信じられない。」
「ハーフタイムでは、10人になって最高のサッカーができなかったと、多くの人が僕たちを見限ったと思う。」
「ハーフタイムには、”すべてのサブの力が必要だ!” というメッセージがあった。ダルウィンが投入され、彼は背後で脅威を与えたし、彼のフィニッシュは信じられないほどだ。」
「僕らはポジションごとで競争している。(マイケル・)オーウェンが、今季ここまで出場時間が少ないことを不満に思っていると言っていたのを聞いたが、おそらくその通りだろう。」
「でも、ピッチに入ったらその姿勢を見せることが大事なんだ。ゴールを決め、守備陣を苦しめ、監督を悩ませることだ。ダルウィンはそれをやってのけたと思う。」
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モハメド・サラー、ディオゴ・ジョッタやルイス・ディアスらが好パフォーマンスを見せており、フォワード陣のポジション争いは熾烈だ。コーディ・ガクポも前線に戻ってきており、次の試合のスタメンが誰になるかは予想しずらい。
今回の大活躍で、ユルゲン・クロップ監督は悩まされることなる。はたして、ダルウィン・ヌニェスは2年目の大ブレイクを飾れるのだろうか…?