絶対的なリーダーとして最終ラインをまとめるオランダ代表DFフィルジル・ファンダイク。トレント・アレクサンダー=アーノルドの裏を驚異的なスピードとフィジカルで制圧し、多くの試合で無双するフランス代表DFイブラヒマ・コナテ。
プレミアリーグでも屈指のセンターバックコンビを揃えるリバプールだが、その控えには不安を抱える。年齢に加えて、トレントの役割変更もあり、ジョエル・マティプは全盛期のパフォーマンスを見せられておらず、ジョー・ゴメスも不安定なプレーで計算しにくい。
ナサニエル・フィリップスは退団が噂されており、若手DFジャレル・クアンサは経験不足。この夏には左利きセンターバックを獲得すると見られていたリバプールは、移籍市場の最終盤で動きを強めており、バイエル・レバークーゼンに所属するエクアドル代表DFピエロ・インカピエが筆頭候補として急浮上している。
ベン・ジェイコブス氏(スポーツジャーナリスト)は同選手の移籍について新たな情報を投稿し、3500万ポンド程度で獲得できる可能性があると示唆した。
「(ピエロ・)インカピエはプレミアリーグ移籍を熱望している。まだオファーはないが、3500万ポンド(約49億円)で獲得できるかもしれない。この金額前後であれば、インカピエは移籍をプッシュするだろう。」
Hincapie would love a move to the Premier League. Still no offers. Could be available for £35m. Anything around this price and I understand Hincapie would push for the move.🇪🇨 https://t.co/MJuYaSUCno
— Ben Jacobs (@JacobsBen) August 24, 2023
他のメディアによれば、7000万ポンド(約98億円)など2倍近くの金額が必要とされており、それらに比べるとだいぶ安い。2027年まで契約を結んでおり、年齢も21歳と将来性豊かなセンターバックにしては、3500万ポンドはインフレし続けるサッカー界において、安すぎる印象さえ受ける。
はたして、リバプールは悲願の左利きセンターバックをこの夏に獲得することができるだろうか…?