昨シーズンはフィルジル・ファンダイクやイブラヒマ・コナテ、ジョエル・マティプ、ジョー・ゴメスに続く、5番手センターバックとしてリバプールに残留した26歳DFナサニエル・フィリップス。出場試合数も5試合に留まり、今夏の移籍市場において、完全移籍で退団すると見られていた。
今季は20歳DFジャレル・クアンサーの台頭もあり、6番手まで序列は下がっており、アンフィールドに残り続けてもベンチ入りすらも危ぶまれる状態。20代中盤とファーストチームでのプレー時間を確保したい同選手にとって、ローンであれ、完全移籍であれ、残り少ない時間内で成立を願っているはずだ。
海外メディア『The Athletic』によれば、元ボルトンDFのレンタル移籍が今週中にも成立する可能性があるようで、ミドルズブラ含む複数のクラブが獲得に関心を示している。2021-22シーズンの後半にはボーンマスの一員として、チャンピオンシップを経験しており、短い期間だが実績は十分だ。
移籍市場が開いた初めの頃には、リーズ・ユナイテッドやフェイエノールトらが完全移籍にも視野に入れ、26歳センターバックを狙っていたものの、その噂は収束していた。
リバプールは同選手の退団を邪魔するつもりはなく、レンタルでも完全移籍でもオファーを受け入れる準備を整えている。過去数年にわたって、アンフィールドを離れる可能性が伝えられてきただけに、ついに毎週末にピッチでプレーする喜びを得る瞬間が近づいている。
はたして、ヘディングに強みを持つセンターバックは、どのクラブに加入するのだろうか…?