昨冬には世界で最も有名なサッカー選手のひとり、クリスティアーノ・ロナウドを迎え入れたサウジ・プロフェッショナルリーグ。そして、この夏の移籍市場では脅威的なペースで、各クラブが有名選手から期待の若手までを獲得し続けている。
ネイマール、サディオ・マネ、カリム・ベンゼマ、リヤド・マフレズ、アラン・サン=マクシマン、マルセロ・ブロゾヴィッチ、エンゴロ・カンテ、セルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチ、ルベン・ネヴェス、アイメリク・ラポルテら錚々たるメンツがサウジアラビア行きを決断した。
リバプールからもジョーダン・ヘンダーソンとファビーニョが移籍金を伴った契約で、中東クラブに加入。昨季限りで契約満了となったロベルト・フィルミーノは、フリートランスファーでサウジ・プロフェッショナルリーグを新たな冒険の場所に選択した。
選手だけでなく、スティーブン・ジェラードやヌーノ・エスピーリト・サント、マティアス・ヤイスレらヨーロッパで実績を積んだ監督陣も続々と到来しており、今後も増え続ける可能性は否定できない。同じようにアル・カーディシーヤ(サウジ1部リーグ)で指揮を執る元リバプールFWロビー・ファウラーはサウジアラビアの真の目的を語っている。
「私が現場で見た真実を話すよ。(サウジ・)プロリーグは最高の選手を集めることに真剣だから、彼らとの関係が存在しているんだ。」
「私は内部の人間として話している。(サウジアラビアの)計画を知っているが、今後5年から10年の間に、世界のトップ5リーグに食い込むことだ。そのための唯一の方法は、本物の才能に投資すること。」
「だからこそ、今夏でなくとも、いつかはサラーがやってくる可能性は否定できない。この移籍市場でも、もはやクラブが決めることではなく、選手自身が決めることなんだ。」
The Mirror
モハメド・サラーに関しては、最近熱を帯びている。ユルゲン・クロップ監督はこの夏の放出を否定しているが、一部ジャーナリストはエジプト代表FWが移籍を希望しており、クラブ側に意思を伝えたと報じるなど、情報が錯綜している。
ファウラーの指摘通り、この夏とは限らず、サラーがサウジアラビアに渡る可能性は高まっている。盛り上がるサウジ・プロフェッショナルリーグからは今後も目が離せなさそうだ…