プレミアリーグにおける移籍期限が刻一刻と近づいている。リバプールは新たなミッドフィルダー獲得を狙っており、バイエルン・ミュンヘンとオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフについて話し合いを実施しており、ドイツ王者が後釜を確保次第、事態が動き出す可能性が高い。
左利きのセンターバックにも関心を寄せる一方で、人員整理にも着手している。ジャレル・クアンサーの台頭で居場所を失った26歳DFナサニエル・フィリップスはセルティックへのローン移籍が近づいており、他にもタイラー・モートンら若手選手の何人かがレンタルで去るかもしれない。
さらには、サウジアラビアが攻勢を仕掛けており、アル・イテハドがモハメド・サラーやジョー・ゴメスらに接近している。特にエジプト代表FWの移籍の噂が過熱し続ける中、英『The Times』ポール・ジョイス記者は、同選手の退団を否定し、シニアプレーヤーで去るのはナット・フィリップスだけになるだろうと語った。
「モハメド・サラーの将来をめぐる憶測が続いているものの、リバプールはまだアル・イテハドからのオファーを受けていない。」
「この1週間、サウジアラビアのクラブが1億2000万ポンド(約168億円)前後で入札するのではと言われてきたが、その金額ではリバプールに難問を突きつけることはできない。彼らは31歳のエジプト代表を売らないという固い意志を持ち続けている。現時点では、ディフェンダーのナット・フィリップスが退団する唯一のシニアプレーヤーになると見られている。」
どれだけ大金を積まれても、この時期に主力を放出するのは無謀すぎる。アル・イテハドは、この夏の移籍市場での獲得を諦め、来夏に向けてより魅力的なオファーを提示することに全力を傾けてもらいたい。
そして、リバプールはこの1年の間、得点やアシストを量産をするエジプシャン・キングに代わる右サイドのウインガーをリストアップし、獲得するためにも水面下で静かながらも精力的に活動することが求められそうだ…