マイケル・エドワーズが去り、後任として指名されたジュリアン・ウォードも昨シーズン限りでの退任を発表。シーズンの途中には後釜が決まるかに見えたが、終盤まで何も決まらず。ギリギリのタイミングで、直帰にはヴォルフスブルクで補強責任者を務めていたヨルク・シュマトケをスポーツディレクター(SD)として招聘した。
アレクシス・マック・アリスターの取引については、前任のジュリアン・ウォードが下準備を進めていたようだが、RBライプツィヒのドミニク・ソボスライやシュトゥットガルトの遠藤航らの獲得には貢献し、ライアン・フラーフェンベルフを巡るバイエルンとの交渉も任されているはず。
そんなベテランSDとリバプールとの契約は3ヶ月と伝えられてきたが、本人はあくまで3ヶ月間で仕事ぶりを振り返り、全員で協議する、いわば試用期間のようなものであると主張。ただし、短期間の契約に終わる可能性も十分あるようだ。
「3カ月契約?そんなことはない。」
「我々は1年間の協力で合意し、3ヵ月後にどうなるかを見ることで合意した。」
「私たちは一緒に座り、互いの目を見て、どうするかを決める。」
「両者とも当事者意識が強く、真剣である。意味があるのか、ないのか…その質問には答えが出るだろう。握手をして別れるということもあり得る。」
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また、リバプールでの仕事をする前にはジョブ・ディスクリプションを詳しく把握していたとも語り、同じくドイツ人のユルゲン・クロップ監督との協力は非常に溶け込みやすい環境であったとも吐露している。
「最初から自分の立場を自覚していた。」
「仕事内容もわかっていたし、その仕事に飛び込んだ。」
「私はこのイギリスの組み合わせを受け入れ、尊敬している。ユルゲン・クロップが僕の上司という特殊なケースは、僕にとってさらにやりやすい。クロップという名前はそれ自体を表しているんだ。」
「イングランドではドイツとは少し事情が違うことはよく知られている。ここでは監督と呼ばれるコーチが意思決定者であり、決定者なんだ。」
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