ジョーダン・ヘンダーソンやファビーニョらの予想外の退団に見舞われたリバプールは、紆余曲折しながらも日本代表MF遠藤航を獲得し、守備的ミッドフィルダーを確保。その後は、中盤の底でも、インサイドハーフとしてもプレーできるタイプのミッドフィルダーを探し求めてきた。
フルミネンセMFアンドレやクリスタル・パレスMFシェイク・ドゥクレなど様々な選手との関連が噂されてきたリバプールだが、移籍市場が閉まる直前にバイエルンとの交渉をまとめ上げ、オランダ代表MFイアン・フラーフェンベルフに成功していた。
そして、ついにクラブから公式発表がなされた。移籍金は4000万ユーロ(約52億円)で合意し、リバプールに渡り、メディカルチェックと契約書類へのサインを実施。2028年までの5年契約を締結し、晴れてアンフィールドでのプレーを手にした。背番号は “38” を着けることに。
昨夏の移籍市場において、アヤックスからバイエルン・ミュンヘンに移籍。ドイツ王者ではスタメンの座を確保できずに、ベンチを温める時間も多く、プレー時間の少なさに不満を漏らしていた。当初は同選手の将来性を評価し、放出不可としていたものの、移籍期限の最終盤で心変わりしていた。
リバプールでも激しいポジション争いに巻き込まれることになるが、腐ることなく、出場した試合だけではなく、トレーニンググラウンドでも懸命なパフォーマンスが求められる。
21歳と年齢も魅力的な大型ミッドフィルダーは、新たなクラブで再出発となる。ユルゲン・クロップ監督も高く評価している逸材は、新天地でどのようなプレーぶりを披露してくれるのか…?