ブラジル代表MFアリソン・ベッカーの高い壁に阻まれて、リバプールで守護神の座を掴み取れていないアイルランド代表GKクィービーン・ケレハー。昨シーズンはチームが早々にカップ戦で敗退したこともあり、出場機会はわずか4試合のみに留まった。
24歳となった2番手ゴールキーパーには、移籍市場が開くたびに移籍の噂が付き纏っている。この夏もブレントフォードやブライトンなどプレミアリーグのクラブが関心を示していると言われたが、結果的にはアンフィールド残留となった。
ジョー・ハートの後任を探すセルティックもそのうちの一つと見られたが、アイルランド代表GKの獲得には失敗。しかし、ブレンダン・ロジャーズ監督は同選手の獲得を諦めておらず、この冬の移籍市場で再チャレンジする可能性があると、英『The Sun』が報じた。
26歳DFナサニエル・フィリップスが半年間のレンタル移籍で、同クラブに加入。監督も過去にはリバプールを率いていただけに、全く知らないクラブよりは親和性が高い。そして、元イングランド代表GKはもう36歳とキャリアの終盤に差し掛かっており、後継者探しは優先度の高い課題だ。
アイルランド代表でスタメンを確保するためにも、20代中盤で最も脂の乗った時期を無下にしないためにも、ケレハーが毎週のようにプレーできる環境を求めていても不思議はない。加えれば、2番手に置いておくには勿体ない選手でもある。
足元に長け、精神的にも落ち着いているゴールキーパーの退団は近いのだろうか…?