ヨーロッパの移籍市場が閉まる直前になって、サウジアラビアがふたたびリバプールに攻勢をかけた。アル・イテハドがエジプト代表FWモハメド・サラーに強い関心を寄せ、総額1億5000万ポンドとも言われるオファーを提示したと報じられていた。
しかし、リバプールの姿勢に変化はない。エジプシャン・キングは売却不可であり、最低でも今夏での移籍はあり得ないとして、ユルゲン・クロップ監督も口酸っぱくメディアに訴えかけた。それでも
中東のクラブは諦めておらず、サウジアラビア・プロリーグの移籍期限となる9月7日までに、2億ポンドでの2度目のオファーを準備しているとも。
モハメド・サラーの移籍の噂に関して、現役時代にリバプールで100試合を超える出場を果たした元アイルランド代表MFジェイソン・マカティアは、2025年までの契約になり、31歳になったストライカーに2億ポンドを超えるオファーを拒否することはできないと持論を展開した。
「すべての新聞を読んだが、ユルゲン・クロップ監督がドアを叩いて彼は売り物じゃないと言いたいのと同じように、人生には何にでも値段がつくものだ。」
「2億から2億5000万ポンドでノックをしに来るなら、オーナーたちは、この契約が残り2年になる31歳にそんな大金を断れるとは思えない。」
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後継者を探す余地のない中で、チームのエースを手放す判断を下すのは、オーナーとしても最悪の判断と言える。サウジアラビアからの熱量は衰えておらず、来夏にも熱心に勧誘する可能性を残しており、その時に売却してもそれなりの大金を得られるはずだ。
一方で、ジョーダン・ヘンダーソンやファビーニョ、ロベルト・フィルミーノがリバプールからサウジアラビアに新天地を求め、それ以外にも数多くのスター選手が中東行きを決断。この流れについても触れ、驚きをもって受け止めていたと語った。
「誰もが意表を突かれた。」
「しかし、サウジアラビアリーグがどれほどアグレッシブなのか、彼らは気づいていなかったと思う。」
「彼らは放っておかれた。そして突然、誰もが腰を上げ、”これは本物だ “と思った。中国がやろうとしていたことよりも持続可能だ。多額の資金が投じられている。彼らはサッカーの世界で大規模な声明を出している。」
「そして、それはとても、とても早く実現した。そういう意味では、まだプレミアリーグやヨーロッパのすべてのリーグよりも5、6日長く市場に参入していることに、誰も気づいていないと思う。だから誰もが心配している。今はまだ、彼らが望むものは何でも手に入れることができるからね。」
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