ファビーニョやジョーダン・ヘンダーソンがサウジアラビアに去り、守備的ミッドフィルダー獲得が必要となったリバプールは、紆余曲折の末にシュトゥットガルトに所属していた日本代表MF遠藤航を獲得するに至った。
メディアでは全く候補に挙がっておらず、30歳という年齢もあり、誰もがリバプールに加入するとは思ってもみなかった移籍劇が起こったわけだが、現役時代にシュトゥットガルトで100試合以上に出場している元・西ドイツ代表MFハンジ・ミュラーは、そのニュースにショックを受けたことを明かした。
「遠藤がシュトゥットガルトを去ると聞いたときはショックだった。」
「彼はチームの心臓であり、魂だった。残念ながら、完成された選手だから、そのまま代役を立てることはできない。」
「もし選手がイングランドで夢を叶えたいと言ったら、無理に引き留めることはできない。そうなれば、彼の気持ちはどこかに行ってしまうし、うまくいかなくなる。」
Sport 1
ボーンマス戦では10人になったタイミングでの投入となり、望ましい形でデビューを飾ったわけではなかったが、経験に裏打ちされたプレーぶりで起用に応えた。これからチーム戦術やプレミアリーグに慣れさえすれば、活躍できそうなパフォーマンスだった。
最強を誇った西ドイツ代表MFに、完成された選手と評されるほどの日本代表キャプテンは、アンフィールドでどのようなキャリアを歩むことになるのだろうか…?