今夏の移籍市場を賑わせ続けたサウジ・プロフェッショナルリーグ。ヨーロッパで実績を残してきたスター選手を次々に獲得し、一気に豪華なリーグに急成長を果たした。常に話題の中心となっていた同リーグは、この夏の集大成としてリバプールFWモハメド・サラー獲得に乗り出した。
しかし、動き出しのタイミングが遅く、後継者を確保できないリバプールは巨額オファーにも首を縦に振らず、結局は移籍が実現することはなかった。それでも、アル・イテハドは諦めておらず、来年1月ないし来夏にも獲得を試みると予想されている。
潤沢な資金力を用いて、アジアでもNo.1リーグに躍り出たサウジ・プロフェッショナルリーグにおいて、サッカー部門のディレクターを務めるマイケル・エメナロ氏は、エジプト代表ウィンガーへの憧れを表明し、今後のアプローチについて否定しなかった。
「モハメド・サラーはまるで息子のように思っている人物で、尊敬している選手であり、人間的としても絶対的な憧れの的だ。」
「しかし、サウジアラビアのプロリーグは見出しを飾るのが目的ではなく、プロセスや物事を適切に行うためのものであり、現時点では契約が整わなかったというのが実感だ。」
「我々は事態を正しく処理すると言ったし、モハメド・サラーがリバプールに残ったのは見ての通りだ。」
「私がモナコに加わろうとしていた時、引き留めたかったキリアン・ムバッペが、1億6800万ポンドで売られたことを覚えているけれど、混乱を招くようなことはなかったし、このような騒ぎもなかった。」
「噂は決して事実に近いものではないし、君たちが述べていることはそれに近いものでもないと思う。交渉はあるべきところに任せようと思う。」
「どうなるかはわからないが、SPL(サウジ・プロフェッショナルリーグ)にとって正しいことをし、1つずつ解決していくつもりだ。」
talkSPORT