2023年の冬に、PSVアイントホーフェンからリバプールに加入したオランダ代表FWコーディ・ガクポ。前所属クラブでは、左ウイングを主軸に、左サイドからカットインするプレースタイルに特徴を持っていたが、アンフィールドではセンターフォワードでの起用が増えた。
今シーズンは怪我などもあり、中盤の枚数が揃わなかった時期にはミッドフィルダーとしても数試合をこなし、慣れないながらもボールを持ったときには、推進力のあるドリブルで前線に持ち上がり、チャンスメイクに携わった。
本職とは異なるポジションでの起用が続くオランダ代表ウィンガーだが、現状を前向きに捉えており、自らの性格にも合っていると語った。また、ポジションに拘るのではなく、選手としての成長にフォーカスしているとも口にしている。
「フィーリングはいいし、良い準備をし、さまざまなポジションでプレーしたシーズンの開幕を振り返ってみることができる。」
「もちろん、もっと良くなることもあるし、それが僕の性分なんだけど、気分はいいし、リバプールで楽しんでいるよ。シーズン半ばになって、考えることがたくさんある。クラブのみんなが僕をたくさん助けてくれたし、僕にコツを教えてくれたフィルジル・ファンダイクにもとても感謝している。」
「初めのうちは、違うポジションを任されると慣れるのに時間がかかるけど、すぐに慣れて、自分が選手として万能であることを示すことも重要だ。どこでプレーしようが、自分の価値を発揮したいだけだからね。」
「クロップ監督はアタッカーとして見ているけど、僕は中盤から攻撃的な推進力をもたらすこともできる。だから中盤で出場時間を増やすこともあるんだ。僕たちは非常にダイナミックにプレーするから、ポジションを入れ替えるスペースもある。自然とそうなることが多いんだよ。」
「複数の分野で自分を成長させることは、人間としても自分に合っている。僕はそういう人間だし、それはピッチでの成長にも当てはまる。選手としての自分のあり方も反映されるし、より完璧な選手になることが重要なんだ。」
Voetbal International