チェルシーでは目立った活躍ができなかったエジプト代表FWモハメド・サラーは、イタリアでの武者修行を経て、2017年にはリバプールにステップアップ。サディオ・マネやロベルト・フィルミーノとのコンビネーションで、数々のゴールやアシストを記録し、プレミアリーグ制覇などに導いた。
すでにレジェンド級の数字を残しているエジプシャン・キングだが、来年の夏には32歳を迎える。サウジアラビアも熱視線を向けており、リバプールが巨額な移籍金と引き換えに、同選手を現金化してもおかしくはない。
リバプールに突きつけられる課題が、サラーの後継者探しだ。海外メディア『The Athletic』によれば、長らく関心を示してきたウェストハムFWジャロッド・ボーウェンを候補のひとりに挙げているようだ。
数年前から後継者として報じられてきた26歳のウィンガー。運動量が多く、攻守両面で存在感を見せる。最も脅威が発揮されるのが、カウンターのシーン。素早い抜け出しやスピード、直線的なドリブル突破、高い決定力と、リバプールが嗜好するプレースタイルにも合う可能性が高い。
ロンドンのチームでは、通算162試合43ゴール32アシストを記録。プレミアリーグでの出場試合数は、”100” を超えており、ヨーロッパリーグやカンファレンスリーグも経験しており、イングランド国内だけではなく、ヨーロッパの舞台でも成績を残している。
カンファレンスリーグでは頂点に輝いており、そろそろステップアップの時期が近づいているのは事実だ。今年12月には27歳になるため、年齢は少しネックになる印象だが、契約満了が2025年に迫っており、大金を支払わなくても良いかもしれない。
はたして、スリーライオンズでも4試合でピッチに立った26歳フォワードが、アンフィールドでプレーする日はやってくるのだろうか…?