昨シーズンの途中に、PSVアイントホーフェンからリバプールに加入したオランダ代表FWコーディ・ガクポ。エールディヴィジでは、左ウイングを主戦場としていたが、アンフィールドではセンターフォワードや中盤での起用が多く、まだポジションに慣れていない節がある。
それでも、前を向いたときの推進力は迫力満点。巧みにボールを扱い、周囲との連携からゴールに迫ることができ、様々なポジションでプレーできる器用さは、今シーズンも最初の数試合において、中盤で起用されるなど、ユーティリティプレーヤーとして重宝されている。
オランダ代表では17試合6ゴールと高い決定力を誇っている。同国代表を率いるロナルド・クーマン監督は同選手が今後も成長することを疑っておらず、プレミアリーグに慣れるために、さらなる時間が必要であると強調した。
「ガクポはまだ若い選手だということを理解してほしい。」
「リバプールに移籍した当初、チームは苦戦を強いられていたため、彼が即戦力として活躍するのは難しかった。」
「うまくいっているチームに入れば、そのタイミングで出場するチャンスはあるが、リバプールはすぐに何かを必要としており、それはタフなことだった。」
「プレミアリーグはレベルが違うから、彼が成長し、適応するための時間を与えなければならない。」
「イングランドでの経験から、オランダでプレーしていた時よりもインテンシティが高いことは知っているが、彼はまだ若いし、これから学んでもっと良くなるだろう。しかし、彼には素晴らしい未来がある。」
1月からの加入にも関わらず、プレミアリーグで21試合7ゴール3アシストとそれなりの結果を残しており、慣れていないポジションということを考えれば、悲観するほどのシーズンではなかった。
今シーズンは4試合でノーゴールだが、インサイドハーフでの起用もあり、そこまで責められるべきパフォーマンスでもない。
代表監督の言う通り、24歳とまだ若く、これから急成長するポテンシャルを秘めている。コーディ・ガクポは、アンフィールドで目覚ましい活躍を見せ、レジェンドのひとりに数えられる選手に覚醒することはできるだろうか…?