インテルナシオナルやASローマで実績を積んだブラジル人GKアリソン・ベッカーは、2018年に不安定な守備陣刷新の一環として、リバプールに迎えられた。シモン・ミニョレらとは異なる安定感抜群なゴールキーピングに加えて、飛び出しや足元の巧みな技術で組み立てにも参加し、これまで数々のタイトルに貢献してきた。
ブラジル代表でも守護神を務め、世界でもトップ5に入るゴールキーパーに成長した30歳GKは、今シーズンも相変わらずのパフォーマンスを披露し、10人で戦わざるをない試合でもその真価を発揮し続けている。
同選手のプレーぶりに感銘を受けているのは、クラブOBも同じ。2015年にリバプール入りしたものの、ほとんどの時間をローン移籍で過ごした元ハンガリー代表GKアダム・ボグダンは、あらゆる能力を兼ね備えた “完璧な” キーパーであると褒め称えた。
「彼とは一緒に練習したことがないから難しいんだけど、私にとっては、彼はまるでスーパーナチュラルのようなGKなんだ。」
「彼は必要なときに能力を発揮する、信じられないような才能を持っている。体重は100キロ近くあるはずだが、その割に脚力があり、パワーもあり、勇敢で、ポジショニングが素晴らしく、私にとっては完璧なゴールキーパーだ。」
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