昨シーズンはミッドフィルダー陣が軒並み不調に苦しみ、リバプールにおける最大の特徴とも言えるゲーゲンプレスが機能しない状態に陥った。その要因として、中盤の高齢化があった。そして、昨年から世代交代には動いていた。
昨夏の移籍市場で、フランス代表MFオーレリアン・チュアメニ獲得に乗り出すも、レアル・マドリードとの争奪戦に敗北。ボルシア・ドルトムントでプレーしていたイングランド代表MFジュード・ベリンガムにも関心を示していたが、アーリング・ハーランドが退団したこともあり、売却はなくなった。
結果的に、適切な補強が出来なかったことが、昨季の不調に繋がった。この夏には中盤の刷新に本格的に取り組んだリバプールは、4名の新加入選手を迎え、一気にミッドフィルダーの陣容を入れ替えた。
ニューヨーク・タイムズ紙サッカー特派員を務めるロリー・スミス記者は、移籍期限が終了するタイミングで獲得したオランダU-21代表MFライアン・フラーフェンベルフに言及し、リバプールがベリンガムやチュアメニに並び立つミッドフィルダーとして評価していたと伝えた。
「アヤックスでの彼は素晴らしかった。ベルトコンベアーから次に出てきた選手のように見えた。フレンキー・デ・ヨングの後継者だったと思う。」
「デ・ヨングが（バルセロナに）移籍する2、3年前から、デ・ヨングの後釜として期待されていた選手だった。彼らは “いいか、デ・ヨングを放出し、フラーフェンベルフを使うんだ” と言ったんだ。」
「彼には才能がある。リバプールは、（ジュード・）ベリンガム、（オーレリアン・）チュアメニと並んで、世代交代をもたらす可能性のあるミッドフィルダーの3選手のうちの1人だった。」
The Monday Night Club