昨夏の移籍市場において、セルティックのアカデミーからリバプールに移籍した17歳FWベン・ドーク。鋭いドリブル突破が最大の魅力の闘志溢れるウィンガーは、プレミアリーグやカップ戦で才能の片鱗を見せた。
今シーズンもトップチームのプレシーズンに帯同し、プレミアリーグ開幕戦では途中出場を飾った。フォワード陣の競争が激しく、その後は出番に恵まれていないが、リーグカップやFAカップなどを中心に活躍できる舞台は巡ってくるはずだ。
スコットランドの若き逸材に触れたのが、リバプールからセルティックにローン移籍中の26歳DFナサニエル・フィリップス。ビッグプレーヤーになれるだけの基礎を備えていると口にしつつも、成長できるかどうかは同選手次第だと語った。
「ベン・ドークを見た限りでは、多くの人が興奮する理由がたくさんある。」
「彼はとても自信に満ちている。若い選手がトップチームに上がってくると、自分のプレーしかできなくなることがある。彼は選手に突っ込んでいくときにエレクトリックなんだ。彼が今の調子で成長し続ければ、うまくいくだろう。」
「大胆不敵という表現がぴったりだ。特に1対1の場面での能力は高い。あとはベン次第だし、彼が自分自身と自分のプレーをどう応用するかだ。偉大な選手になるための基本的な手段と土台はある。」
同世代に対してのドリブル突破は見事だが、経験のあるディフェンダーと対峙するシーンでは、そのポジショニングや読みなどで最大の魅力が封じられることもしばしば。直線的なドリブルだけではなく、相手を騙すようなプレーも必要になりそうだ。
それでも、溢れ出るポテンシャルは観客をワクワクさせる。10代でトップチームに食い込むために必要な負けん気の強さも持ち合わせており、今後もピッチ内外で成長し、アンフィールドの歴史に名を刻むことができるだろうか…?